ウェッジを選ぶ

クラブを選ぶ場合、ウェッジもセットになっているものを購入すれば余り悩まなくてすみますが、セットになっていないものもあり、私たち初心者には頭が痛いところです。

いろいろカタログや書籍等を見てみると最近のアイアンは、ストロングロフトといって昔よりも同じ番手でのロフト角が立ってきているようです。昔であれば５番アイアンのロフト角を６番アイアンにするということです。その傾向はさらにすすんで、昔の５番アイアンのロフト角を７番アイアンにしているものもあるとか。

そうなると、ウェッジが他のアイアンに置いてきぼりにされた感じで、短い距離を打つためにはどのウェッジを使用すればよいのか困ってしまいます。ピッチングウェッジ（ＰＷ）とサンドウェッジ（ＳＷ）の間にロフト角が開きすぎたためにアプローチウェッジ（ＡＷ）ができたと言われています。

さて、私たち初心者が、各ウェッジをどのように使いこなすかを考えて選んでいきましょう。

ようやくボールがグリーンに近づき、あと１００ヤードくらいからが９番アイアン・ＰＷ・ＡＷ・ＳＷ・ＬＷが活躍する場面です。ゴルファーによっては、ＰＷとＳＷだけでこなす人もいるでしょう。距離によってスイングを変えて（フルスイングをしたり、ハーフスイングをしたり）アプローチするという方もいます。でも、初心者には１００ヤード以内の距離をこの２本で対応することは、不可能です。実際、初心者でなくてもこのようなパターンは減っているようです。

そのように考えれば、私たち初心者は力やスイングを加減するということはなかなか難しいことです。であれば、ウェッジを揃えて普段のスイングを試みる方がスコアはまとめやすいというこになります。

そして、ウェッジを使用する場面では、さらに方向性重視ですのでウェッジでもやはり重さは必要です。

まとめますと、アイアンがストロングロフトのものであればウェッジはＰＷ・ＡＷ・ＳＷ・ＬＷを揃えた方がよさそうだということです。ＰＷとかＡＷとかの表示ではなく、ロフト角で表示されているものもありますので、バランスよく揃えましょう。