ギア効果

ゴルフのカタログをよーく見ていると、「ギア効果」という言葉が出てきます。「ドップラー効果」は覚えていますが、「ギア効果」なんて覚えていません。というか多分習っていません。

gear (n.) 歯車（装置）、ギア、伝道装置　と辞書には書いてあります。

「ギア効果」とは、ゴルフクラブの何らかの力あるいは状態が、ボールに伝わるという効果のことであるらしいと想像できます。


図A

図Aのように、ボールがヘッドのトゥ側（重心の位置を基準に）に当たった場合、ヘッド自体の動きが上から見て時計周りに少しだけ回転します。そして、ヘッドとボールがくっついているほんの一瞬の間に、ヘッドがボールに歯車のように回転運動を伝え、ボールはヘッドとは逆の（時計とは逆の）回転をするようになります。

ボールは飛び出しから左回転（時計とは逆の回転）をしならが飛んでいきます。これでフック系のボールになります。


図B

図Bは、図�@の逆の結果になることを表しています。ヒール側に当たった場合は、ボールはスライス系のボールになります。


これは、トゥ側・ヒール側だけではなく、重心の位置よりも高いところにボールが当たるか、低いところに当たるかによっても起こる現象です。

重心の位置よりも高いところにボールが当たるとバックスピンの量が減り、低いところに当たるとバックスピンの量が増えます。

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